食育コラム
きのわで「大人の食育講座」を担当されている布施さんの コラムです。
ぜひ皆様のヘルシーライフにご参考にしてください。
皆さんは五節句ってご存知でしょうか?人日(1月7日)、上巳(3月3日)、端午(5月5日)、七夕(7月7日)、重陽(9月9日)が五節句で、古代中国の1年の節目に祝祭を行う風習がルーツです。もともと奇数は陰陽の「陽」で、これが重なることで「陰」に転じます。そこで悪いことが起こらないようにと厄払いをする行事です。 ひな祭りは桃の花が咲く頃に邪気を祓うので『桃の節句』と言われています。
春の薬膳
〜春は体の上部に症状が出やすい〜
春になると何か新しいことを始めたくなりませんか?それは、体の中にやる気や元気をもたらす“陽の気”がどんどん高まり、エネルギーが蓄積されていくからです。春は人間も活動的になる季節、高まった気を発散するのが春の養生法です。 春は陽の気にともなって血も高ぶるようになり、この時期に起こるアレルギー疾患のひとつ・花粉症も症状を招く要因とも言えます。なかでも目は『肝』の異常を表す窓口のため、目の疲れやかゆみなどが起こりやすくなるのです。
☝︎ポイント①「肝」を補う“酸っぱい”食材 酸味のある食材は肝・胆をはじめ、眼や腱の働きを補います。酸味のもとクエン酸が食べたものをエネルギーに変え、老廃物を出す働きもあります。蓄積された脂肪を効率よく燃焼!
オススメ食材☆梅干し、酢、かぼす、レモン、りんごなど
☝︎ポイント②「苦味」でこころと体を鎮める 苦味は体を冷ます食物が多く、体の熱をとり去り、冷やす作用があるとされています。
オススメ食材☆たらの芽、ふきのとう、たけのこ、うど、菜の花など
レシピのご紹介 〜菜の花の生ハム巻き〜
②生ハムを2〜3枚横に並べて、その上に①を置き巻く。
③一口サイズに切る。
④調味料(白味噌1:練りゴマ1:すし酢1(若しくは酢2:砂糖1)を混ぜ合わせ、③をつけてお召し上がりください。
乳幼児のいらっしゃる方は 是非とも!
赤ちゃんは酸味と苦味を本能的に『まずい』と感じ拒否します。しかし年齢とともに味覚は変化していくので、少しずつたべさせて慣れていくことが大事といえます。 好き嫌いをなるべく少なくさせたい方は、離乳食の最初の方に酸味や苦味のある食材を食べさせた方が、少しでも好き嫌いが少なくなるとも言われています。
コロナウイルス予防・対策
毎日、報道されている新型コロナウイルスについて、多くの方々が心を痛めているのではないでしょうか?貴重な情報をいただきましたのでお知らせ致します。
〜 ビタミンCはコロナウイルスから体を守る 〜 新型コロナウイルスの予防・症状緩和にはビタミンC
高用量のビタミンCを摂取することによって新型肺炎の流行を遅らせ、さらには感染を防ぐことができます。ビタミンCが持つ強力な抗ウイルス効果については、医療現場において数十年も前から活用されてきました。 症状の緩和は発症の予防には、体の抗酸化力および免疫力を可能な限り高めておくことが大切です。つまり、ウイルスから攻撃を受けた時、最も重要になるのは個々の体内環境の質なのです。
アンドリュー・W・ソウル氏(分子栄養医学ニュースサービスの創設者、ナチュラルヘルスのパイオニア。「国際オーソモレキュラー医学会発信」より抜粋
ビタミンCが多く 含まれる食材
パプリカ、ピーマン、ブロッコリー、 菜の花、キャベツ、じゃがいも、 キウイフルーツ、いちご、レモンなど
体を温める食材も 積極的に!
生姜、大根、レンコン、 玉ねぎ、ニンニク、唐辛子、 胡椒など
〜縫わないマスクの作り方〜
・ハンカチ、若しくは、手ぬぐい(手ぬぐいの場合は正方形に切る)
・ゴム、若しくは、ストッキング(5cmくらいに輪切りにして両足分で1組の耳にかけるゴムのようなものとする)
①正方形の布を用意
↓
②布を横に2回折る 若しくはプリーツを作る
↓
③布の両側から紐を通し 内側に折る
↓
④出来上がり
布施 元子 先生 (調理師・食育指導士・食育トレーナー・健康管理士・睡眠推進員)
京都市北区在中。10歳男児の母。東日本大震災を体験し『食育』の伝承【食べることは、生きること】を通して丈夫な身体作りの活動中。
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