Beautiful World
新年度。新学期。
新しいスタートです。
今日は、福島県への復興支援にも、積極的に関わっている
ある物流会社「宮田運輸」さんのお話をします。
宮田運輸さんは「こどもミュージアムプロジェクト」を
立ち上げ、社会に大きな大きな「やさしさの輪」
を作って貢献しておられます。そして、その輪は、
広がり続けています。
トラックというと、大きくてこわい、無機質なボディとい
う感じがしますよね。そんなイメージのトラックに、子供達の
描いた絵を、ラッピングすることにより、トラックの世界を
変えていました。
「こどもミュージアムトラック」として生まれ変わった
トラック。乗る人も、見る人も、皆んなみんな心がまあるく
やわらかくなりました。
本当は誰でもが心の中に「優しさ」を持っていて、
その「やさしさ」が繋がり合うことで、やさしさの連鎖が
おき、あらたな「やさしさ」が生まれていくのだと思います。
こどもミュージアムトラックにしたことで、運転士の運転
がやさしくなって、後ろを走る車の運転までもやさしく
なり、トラックに出会った人たちから声をかけられたり、
手を振られたりで、皆んなが笑顔に。そう、トラックの印象
が激変したのです。
きっかけは、あるトラック運転士の願いから。
「子供達の絵の力は素晴らしい!」子供達が一生懸命描いた
ものを、多くの人に届けたいと、日本中に、こどもミュージアムト
ラックを走らせるという夢を持ちました。一台のトラックから
スタートし、それが今や、全国に900台にも増えました。そして、
その夢はどんどん広がっています。
宮田運輸の思いは、様々な人や企業の心を動かし続けています。
徐々に、このプロジェクトに賛同する声が上り、全国に広がりました。
この4月に、宮田社長の取り組みを紹介したドキュメンタリー映
画「愛でいけるやん」の英語吹き替え版が中国版に続き、
発表されることになりました。「ひとりでも多くの人に、
命の大切さを感じてほしい」という想いで制作されました
この映画では、一つの悲しい交通事故をきっかけに目覚めた
宮田社長の思いが描かれています。
宮田社長のやさしさのメッセージが詰まった
映画でもあります。映画のお披露目上映会も企画されて
いますので是非このタイミングで見たい、という方は、足を
お運びください。
人の優しさは、言語が違っても、共通ですよね。この映画を見て、
自分が今、ここにいる意味や、自分をどう生きるということを
考えるきっかけにしてほしいと思います。
この6月には、福島県富岡町に今の拠点を越える本格的な
物流拠点を建て、本腰を入れて、物流を通じての復興に
力を注いでいくそうです。これからますます、「人の心に
やさしさを産む」社会活動を展開されていくことでしょう。
ひとり一人のやさしさが、世界を変えていきます。こど
もミュージアムトラックに出会ったら、この話を思い出
して微笑んでくださいね。
皆さんにとって、笑顔の春になりますように。
インフォメーション
ドキュメンタリー映画 「愛でいけるやん」 お披露目上映会
日程 2022年4月10日(日)13時 開催
場所 立命館いばらきフューチャープラザ 大阪府茨木市岩倉町2-150
サリー
ラジオパーソナリティ・朗読家・司会・ボイスレッスンコーチFMおとくに862 「サリーのコトバのチカラでグッドモーニング」担当