簡単にできる「セルフケア」コラム〜リンパケアで冬の寒さに強くなろう〜
寒くなってくると、身体が固まって動きにくくなってきます。そんなとき、無意識に身体をプルプル震わせたり、手を擦り合わせたりしてますよね。そこにリンパケアの動きを意識的に取り入れたら、温まり効果も高まり、身体も整って一石二鳥です。続けていると、冷え性も改善してきます。
リンパケアで筋肉をゆるめて冷え解消!
リンパケアは、身体中を廻るリンパ間質液の流れをスムーズにするケアです。リンパ間質液は酸素と栄養を細胞に届け、老廃物を回収し排泄します。その流れが滞ると身体に不調が生じます。冷えもそのひとつです。末端まで酸素と栄養が届いていないのです。筋肉をゆるめることで全身の循環が良くなり、冷えは解消していきます。
いつでもどこでも「耳たぶ回し」「顎ゆらし」!
簡単で効果の高い基本的なケアです。「え?こんなことで?」と思うかもしれませんが、ぜひ続けてみてください。どちらも直接的には顎関節まわりの咀嚼筋をゆるめていますが、連動して首、胸、横隔膜、大腰筋、ハムストリング、ヒラメ筋、足裏の筋肉までゆるむので、全身に効果が波及します。
ちなみに、私は、ほとんどこの「耳たぶ回し」と「顎ゆらし」だけで冷え性が解消しました。さらに肌がきれいになって白髪が減って髪が増えてきました。踵(かかと)のガサガサも解消しました。
◇耳たぶ回し
耳たぶの付け根を軽くつまんで、ごく弱い力で後ろにクルクルと回す。
◇顎揺らし
①下あごを前に突き出したあと、後ろに引っ込める。4回
②下あごを左右に動かす。4往復
③再び下あごを前に突き出してから、口を大きく開けて閉じる。
④1~3を繰り返す。
手をキラキラ、脚をゆらゆらで冷え解消!
◇手をキラキラ、外向きに動かす
胸を開いて、肩回りの筋肉、大胸筋などをゆるめています。
◇足先を左右にゆらす
お腹にある大腰筋、脚の裏側のハムストリングや腓腹筋などの大きな筋肉をゆるめて、冷えを解消。下半身をポカポカに!
リンパケアの基本は、①やさしくふれる ②軽くゆらす ③力を抜く(抜きにくいときは力を入れてから抜く) ④ゆるい言葉を使う(だらり~ん、ゆるゆる~、ふにゃふにゃ~など) ⑤押さない、揉まない、引っ張らない などです。弱い刺激が、身体の深層の筋肉や遠くの筋肉に届きます。固く縮こまった筋肉が本来の弾力性を取り戻すよう簡単ケアをゆるく続けていきましょう。
冷えや不調とサヨナラできる明るい未来が待っています。
さとう式リンパケア公認インストラクター
リンパケアサロン楽楽柚岡ゆかり 先生
各種講習会、施術を通して、身体と心がほっこり楽になるお手伝いをしています。