あたたかい食卓
昭和・平成・令和を通して、両親土井勝・信子の家庭料理が、私の生き方の根源にあります。約50年の中で、社会は大きく変化し、家族構成のあり方も変わっていき、家庭料理の形も、表面的部分では大きく変わって見えるかもしれません。しかし、家庭料理の本質は変わらないですし、手づくりのお料理を毎日作る事も変わりません。料理することーそれ自体が愛情です。
今日は、おいしさと健康な家庭料理を楽しく作れるようにいろいろな考え方について整理してみたいと思います。
お料理とは、出汁+味料+食材の組み合わせです。
◯出汁+味料+食材=お料理
1)出汁とは 煮出しと水だし液体です。
2)調味料とは 『さしすせそ』砂糖・塩・酢・ 油・味噌
3)食材は 旬の野菜と魚
お料理のポイント
1)味覚には『甘味』『塩味』『酸味』『苦味』四つの味があり、
そこに『旨味』は、考えない。
2)五感で感じる、味わい。
見た目 『目』
香り 『鼻』
感じる 『唇・口の中』
噛む 『前歯・奥歯』
首 『 耳』
3)味わいを楽しむ。
お料理の流れ
1)台所の最初のお料理は出汁作り。水と昆布と花かつお(削りかつお)を入れひと煮出して火をとめて出汁(二番出汁※)を作る。
2)二番出汁に、食材を入れて、調味料を入れて、火にかける。
3)煮物料理のおかずを一品つくる、煮浸しのお料理。
4)あえ物は、野菜を50度洗いをして、調味料であえる。
5)出汁に、お味噌を溶いて、味噌汁を作り、1食のおかずは、できる。
※二番だしのレシピ
水 4カップ(800cc)
昆布 10㎝角 一枚
花かつお(削りかつお) 15g
最後に
何よりも基礎を覚えて、習慣化することが大切です。慣れて、習慣化されたら、自信がつき、お料理が楽しくなりますよ。ぜひ続けてくださいね。
お料理プロデューサー 土井 敏久
日本の家庭料理・ 土料理の地域の食生活文化向上を目指し実践研究型教 プログラムや 生活文化ビジネスのプラットフォームを主宰。店 (CSC)展 ・商品リサーチ販売・交流勉強会・提携連携会議・女性の産業雇用創造を行う。