第2回 キャリアを考える
キャリアについて 今回は2回目です。
皆さんは今、人文にあった仕事に就いていますか?
それとも、将来的に自分に合った仕事を探している所ですか?
「本当にやりたい仕事を見つける。」
企業の方で新入社員と面談することがあります。入社して3ヶ月「仕事は良く判らないけど、職場の雰囲気は判った、なんとなくここでやっていけそう」この言葉を大切に感じています。”水が合った感じがする”ということでしょう。まずは、環境に慣れることが大事だと思っています。
ハローワークと連携してキャリア相談をしています。仕事を探しているけど何をしたら良いか判らないという19才の女性、働いている自分を想像して話してもらうと、賑やかな所で明るい服を着て仕事をしている様子を語ってくれました。彼女は現在、駅近くの商業施設での販売員をしています。私が出会う若い人たちの多くが職業の選択を職場の雰囲気で選んでいるようです。
また、企業で10年働き、役職になったけれど、この仕事は本当に自分がやりたいことではないきがする。職場で中堅になり後輩の指導も任されているが、最近は新しいことを次々と覚えなくてはならず、いつまで続けられるか不安、一生できる仕事を探したいと言う60代。
本当にやりたい仕事、自分に合った仕事、転職とはどう考えたら良いのでしょう?生涯、同じ仕事を続けて「これが天職」と感じている人はどれくらいいるのでしょう
私は今の相談業務に就くまで4つの仕事を経験しました。
共通していることじゃ対人業務です。
キャリアアンカー : キャリアの錨を意味します
長期的な職業生活の拠り所となるもので船の錨を意味します。シャイン(マサチューセッツ工科大学経営大学院、組織心理学)はキャリアを「生涯を通じての人間の生き方、その表現の仕方」であると提唱しました。
アンカーの基礎になるものは働く以前からありますが、実際、働き始めてから明確に現れるものです。
キャリアアンカーの育成要素
①才能・能力②動機・欲求③価値・態度によってつくられます。アンカー
①専門性 ②経営管理 ③安定 ④起業 ⑤自立 ⑥社会貢献 ⑦調和 ⑧チャレンジ 8種類に分けられます。
さて、理論は頭の片隅においておいて、自分のアンカーを探ってみませんか?
以下のことを自分なりにイメージして浮かんで来たことを自由に書いたり誰かに話してみたりしましょう。
①あなたの得意なこと・強み
②あなたがやってみたい仕事
③②の理由
じっくり考えてみましょう、そこから何か気づいたことはありましたか?
– WRITER-
田中晶子
資格
シニア産業カウンセラー
2級キャリアコンサルタント技能士
現職
企業、官公庁のカウンセラー、キャリアコンサルタント、研修講師独立行政法人産業保健総合支援センター、メンタルヘルス促進員
講師経験
若年者自立支援、21世紀財団キャリアコンサルタント、滋賀男女参画センターキャリアコンサルタント、THP支援専門家等
東京出身夫の転勤で30年前に京都に移住、NHKのニュースで、日本で初めて戸建てコーポラティブを造ることを知り参加、現在、大津市在住。
キャリア
自宅で英語教室主宰、老舗旅館で管理職と同時進行でカウンセラー資格を取り転職
社会活動経験
ガールスカウトリーダー(京都)、異文化NGO(南米)、滋賀女性リーダーの会
AginginPlace(住み慣れた場所で美しく暮らす)会実行メンバー