2017年2月11日ふるさとと繋がろうツアーを実施しました。
福島市から避難されている方々が10名集まり福島県在住者との交流を図りました。
今回は、先月訪れた30年プロジェクトさんの前身の市民放射能測定所の立ち上げやげんき菜農園さんの立ち上げなどを手がけてきた阿部さんの経営しているフォトショップ「フォトカフェ」にお邪魔しました。
震災後に放射能測定器やホールボディカウンターなどを使って計測をしていた阿部さん。「「内部被曝」だよ。」と結果を伝えるしかなく、それに対して何もできないことが辛かった。そこから、どうしたら体外に排出できるのか、影響を少なくできるのか、調べようと思った」ことがきっかけだったそうです。自分で何でもとことん調べ、実験までされて真偽を見極める阿部さん。
健康に生きることを研究されているメンターにも出会うことができ、現在では経営されているフォトカフェで、こだわりの健康フードを提供しています。
置いてある備品も本格的。電磁波を出さないレンジ・浄水器・発酵器等。自身の元気レシピを開発してこられた阿部さん。
このカフェでは、阿部さんのこだわりの品をいただくことができました。玄米麹を使い48日間かけて作った甘酒、ゆずレモン、メロン、いちご、かりん、ぶどう、ぶどうレモンを発酵させた酵素ジュース、天然酵母を使って焼き上げた胡桃パンやアップルバイ、そして玄米麺、全て私たちの体を気遣って用意してくれてくださいました。
お話は、震災後どのような活動をされてきたのかとどうして健康に興味を持つようになったのか、そして研究からわかったことでした。ミネラル分を取ることでセシウムの吸収を防ぐことができることや玄米や3分づき米を摂ることが健康につながることなど、、実体験から知り得たお話は、わかりやすくておもしろく、参加者は皆熱心に耳を傾けておられました。
メディアでは、多くの健康法や放射能を除去する農業のやり方などもいろいろと報道されていますが、やみくもにうのみにせずに、「何よりも、自分で確かめることだね」と阿部さん。
流されないで、真実を見極める。そして、このように、お互いが学び得たことを共有する場が必要なのではないかと思いました。
参加者の中に、阿部さんと同級生の避難者の方もいて、同級生同士の数十年ぶりの再会もあり、驚きの連続でした。
震災をきっかけに新しい生き方を選んできた私たち。互いがつながりながら、互いの気づきを共有していけたらいいですね。
とってもあったかくくつろげる時間をありがとうございました。