2018年8月13日、猛暑の続く今年の夏に、1年を通して室内温度15度のあぶくま洞を訪れ、日頃の暑さを忘れていただこうと福島県田村市でふるさととつながろうツアーを開催いたしました。
当日、郡山駅に集合して、1時間程バスに揺られて、目的地の「星の村ふれあい館」に到着しました。30名ほどの避難者の方が参加され、顔なじみの避難者の方や、初めての参加される方もおりました。避難者が自己紹介しながら、名物のえごまうどんをいただきました。
次に、あぶくま洞に移動して、あぶくま洞に勤務されている青木さんのお話を聞きました。青木さんからは、震災当時避難区域であったために避難先から通勤していたことや、震災後、閉鎖していたあぶくま洞が再開したのち、風評被害のため入場者数が激減したものの、現在は、震災前の6割まで戻ったこと、そしてあぶくま洞の魅力を発信して行きたいという思いで勤務されていることも伺いました。
お話の後待望のあぶくま洞に入洞しました。お盆のために入場者が多く、通常の倍くらいの時間がかかりましたが、中は涼しく気持ちがよく、ライトアップされた自然の造形美を楽しむことができました。
最後に、ふれあい館に戻り、郡山在住で音楽を通じて地域復興支援をされている佐藤雅人さんの演奏を楽しみました。佐藤さんは2012年から何度か帰省ツアーやつながろうツアーの際に演奏をしていただいて来ました。佐藤さんの演奏は毎回評判でもっと聞きたいとの声もお聞きするほど。今回は、オリジナル曲の演奏をしていただいた後で、中島みゆきの「糸」を皆で歌いました。
今回のツアーでは、広域に避難している同郷人が集まり、福島の今を知れたことや福島の在住者の思いを知れたことや交流ができたこと、そして福島の良さを発見できたことが今回の収穫です。これからもこのツアーを通じて、避難者の方々とふるさと福島をつなぐお手伝いができたらと思います。
またのご参加をお待ちしております。
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今後の予定9月23日(日)裏磐梯「自然塾」体験訪問ツアー
11月23日(金)セレクトショップ&スポット巡りツアーin 福島市