京都⇄福島、町と町を結ぶ
2017.09.28
京都⇄福島、町と町を結ぶ
福島県外にひまわりの種を植えて採取したひまわりの種を福島に送りひまわり油にする「ひまわりプロジェクト」の子ども大使が、今年も福島県から京丹後を訪れました。最初の2日間は、丹後の蒲井地区、そして与謝野郡与謝野町で、震災の体験や思いを町民に伝えました。(前回のニュースレターで報告しました)
その後、京都市に移動して、京都市伏見区の橘中学校を訪れました。橘中学校は東日本大震災直後から被災地との関わりを持ちながら支援活動をしてきた中学校です。ひまわり大使の震災の体験をグループごとに聞き、まとめて発表する取り組みをしました。
東日本大震災が発生した時に小学生だった生徒にとって、震災はとても遠い出来事。質問をしながら体験について積極的に学ぼうとしている生徒もいる反面、なかなか話が飲み込めない生徒もいました。立命館大学の特命教授・名誉教授の安斎育郎先生の放射能に関する話も全員が熱心に聞き、遠い記憶の震災について互いに学び合う良い機会になったかようです。
次の目的地は、兵庫県篠山市。「ひまわりプロジェクト」を以前から応援してくれている篠山市でどのような出会いが待っているか、楽しみです。(次号に続く)