2021年度 活動のまとめ
関西での活動
みんなの手のオフィスときのわにて毎月1回の夕食会、2回の季節イベント、4回のバスツアーを開催しました。それらの交流事業を通じて、参加者通しのつながりが深くなりました。
夕食交流会 (6回)
6月19日(季節の料理教室(出汁)、ラクラクヨガ(夏バテ解消ヨガ)、夕食タイム、未来パーソナルセッション実施)
7月31日(ボディメインテナンス(腰痛)、季節の料理教室(鮎料理)、ラクラクヨガ(残暑に打ち勝つヨガ)、夕食タイム、交流会実施)
9月11日 (ボディメインテナンス(顎、肩の凝り)、季節の料理教室(タコ)ラクラクヨガ(肺機能アップヨガ)、夕食タイム、交流会実施)
10月2日 (ボディメインテナンス(下半身を鍛える)、季節の料理教室(米)、ラクラクヨガ(消化力アップ&下半身巡りヨガ)、夕食タイム、交流会実施)
11月6日(ボディメインテナンス(上半身を鍛える)、季節の料理教室(鯖寿司)、ラクラクヨガ(下半身巡りヨガ)、夕食タイム、交流会実施)
12月4日(ボディメインテナンス(下半身を鍛える)、季節の料理教室(黒豆)、ラクラクヨガ(上半身巡りヨガ)、夕食タイム、交流会実施)
2月、3月の夕食会はまん延防止等重点措置により中止。
ズームでのワークショップ(2回)
2月26日 (ラクラクヨガ(ゆっくりヨガ)ワークショップズーム開催)
3月12日 (ラクラクヨガ(月礼拝)ワークショップズーム開催)
交流イベント(3回)
8月のみんなのランチ会はコロナ禍のため中止
12月25日 クリスマス会(クリスマスケーキ作り、プレゼント交換、クリスマスディナー、ビンゴ)
1月22日 餅つき(ボディメインテナンス(上半身を鍛える2)、季節の料理教室(餅)、ラクラクヨガ(太陽礼拝)、餅つき交流会)
交流バスツアー(4回)
8月8日
京都の海を楽しみたい〜京丹後海水浴&観光ツアー〜
・「鳴き砂文化館」にて鳴き砂についてやビーチクリーンについて学ぶ、「琴引浜」にて海水浴、丹後王国「食のみやこ」施設見学とブルーベリー狩り、「弥栄あしぎぬ温泉」入浴
10月30日 芋煮会 京北にて芋煮会
・「京都北山杉の里総合センター」にて北山杉について学ぶ、北山杉ガイドツアー(八幡神社と北山台杉見学)、「京北森林公園に」て芋煮会、「常照皇寺」訪問、川遊び、「ウッディ京北」にて買い物
11月27日 紅葉狩り〜京都から滋賀へ〜
・「蓮華寺」参拝、八瀬「光明寺瑠璃光寺」周辺探索、大津市坂本でランチ、「坂本日吉神社旧竹林庭」訪問、「皇子ヶ丘公園」訪問
2月の「永平寺見学&雪遊びツアー」はまん延防止等重点措置により中止
3月26日 淡路島交流ツアー
・「花さじき」見学、洲本にてランチ、「たこせんべいの里」訪問、試食と買い物、「のじまスコーラ」見学、体験、買い物、「淡路夢舞台公苑温室 あわじクリーン館」見学
福島県での活動
今年のツアーは、7月にスタート。相馬野馬追を通じて歴史を学び、地元の野馬土代表による浜通り復興ツアーをしていただきました。8月には、UNESCOエコパークに指定された只見を訪れ、只見の自然を満喫。秋には、東和町の菅野さんのファームでの農業体験、あぶくまフォレストパークでSDGsについて学びました。冬は、逢瀬にて、郷土料理作り通じて地元の方々と交流、そして新年には飯館村を訪れ、雪っ娘かぼちゃブランドを立ち上げた渡邊さんと花卉農家の高橋さんから避難先での生活と帰還後の飯館村での生活についてお話をお聞きしました。
ふるさととつながろうツアー(6回)
7月24日 歴史の潮流に学ぶツアー
・相馬野馬追見学・松川浦で磯釣り・NPO法人「野馬土」の三浦氏の浜通り復興ガイドツアー
8月14日・15日 奥会津の山村暮らし体験ツアー
・「ただみ・ぶなと水のミュージアム」にてガイドツアー、只見の生態系について学ぶ、「癒しの森」にてガイド付きトレッキング、「森林の分校 ふざわ」宿泊、バーベキュー、縄より体験、「田子倉ダム」見学、Jパワー只見展示館にてダムについて学ぶ、「ふるさと館田子倉」にて只見の電源開発の歴史を学ぶ
10月9日 農業体験とビオトープ観察ツアー
・東和町の遊雲の里ファームにて野菜摘み体験、餅つき、ゲストスピーカー木村真三先生からの震災後の放射線測定活動について伺う、花火
11月20日 自然と共に生きる暮らしを学ぶツアー
・あだたらフォレストパーク内にてSDGs「陸を守る」についてのお話、公園内の環境学習ツアー、丸太切り・火起こし体験、my箸作り
12月28日 郷土料理&門松作り体験&里山歩きツアー
・郡山逢瀬のなんだべ村にてキャベツ餅・豆腐餅・いかにんじん・漬物作り・門松作り、地元住民の方との交流、雪遊び
1月9日 「までいの村」の再生と未来を見つめるツアー
・二本松市にて浪江町民との餅つき交流会参加
・飯館村にて、道の駅訪問、軽食と買い物、渡邊とみ子さんより雪っ娘かぼちゃ事業について、高橋日出夫さんから避難先での生活と花卉栽培についてのお話を伺う
2月・3月のツアーは、まん延防止等重要措置のために延期後、福島沖地震により中止
発行物
・みんなの手のニュースレター 6月号〜4月号(11回)
・ふるさととつながろうツアーのチラシ、イベント変更のお知らせ等
・ふるさととつながろうツアーのまとめ冊子2021年度
相談&ワークショップ
・鍼灸マッサージ
・電話、メール、ズームによる相談
・個別訪問
参加者の方の感想
関西での交流会やイベントの参加者の方から
■土井先生の料理教室で、家庭料理を見直そうと思いました。また、日々丁寧に生きることの大切さに気づけました。ボディメインテナンスでもヨガでも身体を労う大切さを学んだので生活に生かしていきたいです。いつも新しい発見、学びがあり、幸せな時間を過ごしています。ありがとうございます。(ワークショップ参加者)
■一人で京都に暮らしていて、故郷は海が近くにありましたが、今は行くこともできないので、みんなで海水浴したり、ブルーベリー摘み(初体験)ができて大満足でした。(夏のバスツアー参加者)
■気の置けない仲間と今年も集まれたことに感謝いたします。今回の餅つきは手際がよく、気きなこ、納豆、大根おろし、お雑煮、たくさんのお餅をいただきました。楽しいひとときをありがとうとうございました。(餅つき参加)
■みんなと会うのがいつも楽しみです。(夕食会参加者)
■たくさんいた人たちがどんどんいなくなり、淋しさを感じて暮らしています。そんな中、この事業が心の支えです。いつものメンバーに会えること、日常を離れて、バスから流れていく風景を眺めること、本当に癒されます。(春のバスツアー参加者)
ふるさととつながろうツアー参加者の方から
■相馬に初めて行きました。メディアで取り上げられている相馬野馬追行列を直接見ることができました。行列ではありましたが、県内の伝統の素晴らしさをまた一つ確認できました。浪江では新時代の農業とエネルギーとのコラボ事業もご案内いただき未来の浜通りを感じました。有意義な事業と実感しています。(7月のツアー参加)
■各々の装備はしているものの、ブナの森を雨の中びちゃびちゃに濡れながら歩くのは新鮮でした。ブナで有名なのは青森県の白神山麓は知っていましたが、福島にもこんな素敵なと所があるなんて!発見です。(8月のツアー参加)
■周りの皆さんと一丸となって協力して作ったり、活動したりという感覚を味わうことができました。また定期的に参加される方々とのつながりが深まります。お互いの子供の成長を感じます。(10月のツアー参加)
■いいたて村道の駅までい館や花農家では地元を愛し再生させようとする皆さんは、乗り越える力こそが喜びや笑顔につながっているんだなと認識しました。皆さんの生きる姿勢やお話をお聞きして生きがいに役立ちました。(1月ツアー参加)
2021年度の最後に
これで2021年度が終わりました。あっという間に過ぎていった1年。最後には実現できると思ったイベントが実施できずに悔いが残る1年でした。みんなの手がスタートしてから11年。これほど当初の予定通りに事が運ばない年はありませんでした。活動ができないこと、先の予定が確定できないこと、交流会の実施を待っている参加者の方々に応えらえれない気持ち、そして受け入れ側の方々へキャンセルする申し訳なささ、全てに対して、やり残した感を残しながら年度末を迎えます。この思いを胸に来年度は挽回したい一心です。
ただ、些細な交流会でも毎月開催することにより、参加される方々やふるさとをつなぐことができたり、希望や生きがいを多少なりとも与えることができていることに気がつけたことは収穫だと思います。震災から11年が経ち、自らを避難者や被災者と認識することがなくなりつつある参加者の方々。だからこそ、集い、時間を共に過ごすことで、仲間になり、互いの成長と子どもの成長を見守れる心地よい関係を築くことができたのではないかと思うのです。そのようなかけがえのないつながりを育むこと、そこに活動の意義を感じることができた
年でした。そんな“仲間”の輪を広げながら、これからも互いに励まし合いながら、地域を超えて、今の時代を生き続けていきたいと思います。これからもどうぞよろしくお願いします。