11月17日お天気に恵まれ、恒例のいも煮交流会を行いました。「トロッコ電車で紅葉を楽しみながらいも煮をしてはどうか」と避難移住者の方から提案をいただき、今年は亀岡に足を運ぶことにしました。
京都駅に集合しバスで亀岡の野外活動センターに向かいました。バスから降りて、紅葉が美しい川沿いを歩き、センターに到着。いも煮作り開始。昨年のいも煮会では火起こしが大変だったので、今年は、まき、炭、着火剤を多く用意して準備万端で臨みました。
メニューはいも煮、おにぎり、おしるこ(関西ではぜんざいですね)。参加者がそれぞれ自分のできることを見つけ作業開始。火起こし。料理の準備。テーブルセッティング。子ども達は火を起こすために落ち葉や木を拾いに行きました。去年とは打って変わって、問題なく火を起こすことはでき、火力も丁度いい感じになりました。いも煮の鍋を2つ、おしるこの鍋、そして、米炊きの釜、お湯を沸かすやかんを置いて、出来上がるのを楽しみに待ちました。
待っている間、たまに蓋を開けて、具が煮えたかを確認。果物むきとテーブルセッテイングも始めました。お釜からご飯の炊けるいい匂いがぷーんとしてきました。蓋をあけるとまだ硬かったので、水を足して、最後の仕上げ。ちょうどいい硬さに炊き上がりました。そのご飯に梅 干しを入れて塩で握り海苔を巻きました。いも煮の具にも火が通り、味噌を入れて味を整えました。おしるこの鍋に入れた餅も余熱で柔らかくなりました。
ランチタイム!暖かい日差しの下、川のそばのテーブルで、紅葉を見ながらいも煮、おにぎり、お汁粉をいただきました。本当に美味しいいも煮やおにぎり。釜で炊いたご飯は炊飯器のご飯とは 比べ物にならないほど美味 しくて皆が「美味しい」「美味しい」を連発。いも煮やお汁粉も美味しく、いも煮を5杯お代わりする人やお汁粉を4杯お代わりする人も現れ、 おにぎりを除き全部売り切れ。おにぎりは夕食に持ち帰りました。
ランチの後、午後からは、舟に乗り保津川下りをしました。船頭さんのテンポのいい話で盛り上がりながら、嵐山に向かって進みます。時折走るトロッコ電車に手を振りながら、保津川から見える風光明媚な景色を満喫しました。嵐山につき、今度はトロッコ電車で亀岡に向かいます。真っ暗な車内からライトアップされた紅葉が綺麗に映ります。その先に、保津川の静かに流れる様がおぼろげに見えどこか哀愁を感じる景色でした。25分があっという間に過ぎ、亀岡から京都駅まで戻り解散しました。
京都で始めたいも煮会。今年で8回目になりました。ふるさとから離れていても、自分たちのルーツを忘れずに暮らし続けることは意味があることだと思っています。そして、一緒にいも煮会ができる仲間達がいることを嬉しく思います。来年はどんないも煮会になるのでしょう。とても楽しみです。
皆様、ご参加いただきありがとうございました。