2021年3月11日、伏見区役所にて伏見の市民団体とともに、東日本大震災の避難者支援を振り返るイベントを開催しました。開催に先立ち、京都市教育長や京都府教育長から祝辞をいただき、伏見区長からもお話いただきました。
イベントでは、震災の発生から京都府内への避難を振り返り、避難した後に避難者が動き支援し合う「自助」活動が始まり、地域の方々が近隣の避難者を助け(共助)そして、京都府などの行政からのサポート(公助)があったこと。「自助」「共助」「公助」がうまく機能して結果として避難者が早い時期に安定した生活を送れるようになったのではないかということを報告しました。災害支援の課題としては、京都府や京都市などの受入先の情報が避難者に適切に届いていなかったので、情報の一本化に必要ではないかということがあげられました。最後に福島県からの避難者の方から、地域の方々の支援に対しての感謝の気持ちも述べられました。
時間切れでパネルディスカッションが十分にできなったこともありましたが、反省会などを通じて内容をまとめて記録として公開していきたいと思います。イベント後の交流会では、避難者と地域の方々が交流を図ることができました。10年目の14時46分がとても特別に感じられて、共に過ごす仲間がいることに感謝の気持ちでいっぱいになりました。