- 日時 2014年2月1日(土)
- スケジュール バスは明星観光さんの大型バスを貸し切ります。
- 9時半 桃山駅集合 大型バスで出発
→10時 京都駅八条口 京都縦貫道で美山へ
→12時到着 「民宿 みやま」でご昼食
→13時~19時 美山観光 ※ 模擬店販売(あったか屋台も出店)
→14時 ~20時 ※ 雪灯廊作り(希望者)
→15時~ 雪灯廊点火 かやぶき民家ライトアップ
→17時 ※ 花火 18時半~
→19時 帰途へ 京都縦貫道
→ 京都駅 21時
→ 桃山駅 21:30 - 協賛 福島県避難者支援課様
美山ツアーを振り返って
避難者の方々と一緒に美山へ雪灯籠を見に行きました。京都・滋賀・大阪から43名が参加されました。このイベントは、故郷から離れて雪に触れあう機会のない避難者の方々に雪に触れていただき共に楽しいひとときを過ごす目的で行いました。
桃山駅・京都駅を出発し、バスの中で自己紹介やくじ引きをして過ごしました。多くが福島県出身者。福島市・郡山市・いわき市・南相馬市・楢葉町・三春町・・・・そして、仙台市・石巻市・茨城県からの避難者も参加しました。同郷人が集い、昔から知っている友の様です。
美山に近づき車窓から見える景色に「南会津みたいだね」「懐かしい」「京都じゃないみたい」との声が。。川が流れ、木々が生い茂り、畑に積もった雪、民家がどこか東北の景色みたいでした。
美山に到着後は予約していた「民宿みやま」さんでランチをいただきました。ボリュームがありおいしいランチに参加者は満足の様子。牡丹鍋を頼んだ方々は「おいしい・・あったまる」と絶賛の声。いいだしが出ていて、美味でした。。
ランチの後は、雪灯籠作りです。灯籠に願いが叶えられると聞き、大人も子どもたちも一緒に雪灯籠を作りました。始まるとみんな楽しそうに灯籠作り。雪が少ないのが残念でしたが、少しの雪でも子どもたちは大はしゃぎしていました。
そのあとは灯籠の点灯まで時間があるので、茅葺の里の探索をしました。米粉パンのお店で買い物をして、カフェでジェラートを食べ、頂上から景色を眺め、のんびりと家々を回りました。初めて会った方々もすぐに打ち解け、笑い声が高らかに響きます。子どもたちは時間を惜しむように雪と戯れていました。
灯籠に火がともり、あたりが暗くなり、全体が幻想的な雰囲気に包まれました。屋台から買った甘酒、ぜんざい、おでんなどをいただきながら、花火の時間を待ちます。
「シュ――――」と花火が打ち上げられた時はワッと歓声があがりました。冬の空に上がった花火、5分間と短い間でしたが、空を彩る花火に心が躍りました。
あっという間に美山での1日が終わり、バスに乗り、京都駅に向かいます。
「本当に楽しかった。また会いたいね。一緒にまた行きたいね」と多くの参加者から声があがり、「また一緒に会いましょうね」と約束。
ご縁があって京都に来られた避難者が、故郷から離れた地で同郷人と出会う。共に故郷に似た景色に故郷を懐かしむ。
故郷は遠いけれど、少しでも故郷を感じていただけて本当によかったです。。
また、暖かくなったら、みんなで会いたいな、と思います。