2021年8月8日、みんなの手恒例の夏のバスツアー「京都の海を楽しみたい~京丹後海水浴&観光ツアー」を実施しました。京都駅を8時に出発して、約3時間、途中、渋滞を回避しながら、11時に琴引浜鳴き砂文化館に到着し、鳴き砂について学びました。
鳴き砂とは、砂の上を歩くと、キュッと音が出る砂のことです。 以前は、日本列島には真っ白な砂浜があり、鳴き砂を見ることができましたが、現在では限られた浜辺でしか砂の音を聞くことができなくなったそうです。琴引浜は関西では代表的な鳴き砂のある海岸で、関西では2つある鳴き砂の1つです。
※鳴き砂は、石英粒を多く含む砂が急激な砂層の動きにより表面摩擦を起こし音を出す現象だそうです。石英粒は海岸が汚れ砂つぶの表面が汚れると鳴くことがないことから、海水浴シーズン真っ最中の当日は砂は泣かないと職員の方に言われ、私たちは、施設内で展示された鳴き砂のサンプルをすりこぎ棒を使って回しながら音を楽しみました。
施設内では、よく洗ったきれいな鳴き砂と水が入れてあるゆりかごを振り水中で鳴く砂の音を聴き、砂の中から琴引浜に生息している微小貝探しをし、全国の鳴き砂の海岸の砂浜の粒子を顕微鏡で覗き、海の漂着物や環境に関してのパネルを見て、鳴き砂や環境について学びました。
文化館見学の後はお待ちかねの海水浴。琴引浜の近くまでバスで行き、バスを降りてから海辺まで、荷物を手分けして運び移動。到着するとテントを立てて、京丹波の道の駅で選んだお弁当を囲みながらランチタイム。お弁当も 広々とした海で皆でいただくと特別な味わいでした。待ちきれない子どもたちは大はしゃぎで準備をしていざ海水浴開始。途端ににわか雨が降り海が荒れだし中断。しばらくすると雨風が収まり再開。波打ち際で浮き輪に乗りながら波乗りを 楽しむ子どもたち。岩場周辺でシュノーケルを楽しむ子どもたち。フグや小さな魚たちの群れを見て大興奮。天然の温泉がコロナ禍で埋め立てられてしまったため、かわりに岩場で波のない海水に浸る人。何度も崩れる波と戯れる人。皆が思う存分丹後の海を楽しみました。
また雨が降り出し、濡れながらテントを片付け、バスに戻り移動。滞在型道の駅・丹後王国「食のみやこ」へ。ここ には、フードコート、森の探索路、フルーツガーデン、ミニ 動物園、体験学習のできるスペース、芝生広場などあり、 体験型のアミューズメントパークのようでした。私たちは、ブルーベリー収穫体験に挑戦。1時間の間、ブルーベ リー畑の中で、違った種類のブルーベリーをいただきながら収穫する楽しみを味わいました。他には、ミニ動物園で動物を見たり、芝生広場で駆け回ったりして、丹後の自然に触れ合いながら時間を過ごしました。
最後に、弥栄あしぎぬ温泉に立ち寄りました。泉質はナトリウム・カルシウム硫酸塩泉。地元の方に人気の温泉で す。水質や環境にもこだわっている温泉で、灯油ボイラー の代わりに廃油ボイラーや木質チップボイラーを稼働させ、石油燃料ゼロの環境に優しい温泉施設を目指しています。カラダに優しい温泉に浸かりながら、日頃の疲れをとりリラックスすることができました。
鳴き砂文化館、琴引浜での海水浴、丹後王国でのブルベリー収穫体験、そして地元の源泉掛け流し温泉での入浴。 半年ぶりに開催した関西移住者交流バスツアーでは、自然に触れながら、楽しい時間を共有できたことが良かったと思います。単調な生活の中で、再会できる仲間がいることが生活の張り合いの一つになれれば幸いです。
皆様の貴重な時間をありがとうございました。また一緒に、素敵な時間を過ごしに出かけましょう!