9月5日みんなの手のオフィスときのわで避難者夕食会を開催しました。交流の時間がゆっくりあった方 がいいとの参加者のリクエストがあり午後3時過ぎからスタート。まずは食育コラムでおなじみの布施先生の食育講座からスタート。今回のテーマは麹。日本の伝統食で私たちの食生活に馴染みがあるのに、なかなか使いこなせない麹。そこで麹の効用を聞いたり、調味料と麹料理のアイデアをいただきました。
参加者皆で、塩麹、甘酒、塩麹の調味料作り。材料を測ったり混ぜたり温かい雰囲気で時間はあっという間に過ぎて行きます。パンケーキや野菜のお焼きと甘酒寒天作りにも挑戦。難しいと思っていた塩麹や甘酒も簡単にできて出来上がり楽しみな試食タイム。砂糖を入れなくても甘酒の甘さだけで美味しい甘酒パンケーキ。野菜のお焼きにぴったり万能塩麹調味料。1時間温めておくだけでできる甘酒。簡単に気軽にできるレシピが大好評で、来月は、麹を使った味噌作りをすることになりました。
食育ワークショップの後は、能楽師シテ方 観世流で重要無形文化財(総合)に認定を受賞された松井美樹先生に能について教えていただきました。能の発祥、歴史、舞台、そして能で使う衣装や面などについてお聞きしました。夕食の後は体験タイム。姿勢、声の出し方を学びました。先生の立ち居振る舞いや発声など真似をするのは難しかったですが、背筋がしゃんとして気持ちよく、ちょっとした手振りで意味が違うことも知り興味深い内容でした。先生のお譜に皆が感動して、お譜に挑戦したいと声が上がり、次回は「高砂」を練習することになりました。クリスマスまで2回練習して、クリスマス夕食会では皆で譜を披露できたらいいな、、と思っています。
ワークショップの後は交流タイム。子どもたちは仲良く遊びながら、ママたちは近況報告や先生方と交流。楽しい時間はあっという間に過ぎて終了。来月再会することを約束して別れました。仕事や子育て、介護に追われている私たち。息抜きをすることも大切。同郷人同士が集まり静かで温かな時間を過ごすことで日々の生活の中のささやかな楽しみになれたらと願いながら。また来月お会いしましょう!!
次回みんなの夕食会は10月10日、11月7日。