11月24日に2018年3度目のツアーを実施しました。今回は、「福島市ぶらりツアー」というテーマで福島市で話題のスポットと土湯温泉に伺いました。
福島市では、駅から徒歩7分ほどの上町テラス1階の「たなつものや」さんに伺いました。代表の廣田さんからたなつものやさんの由来に関して伺いました。「たなつものや」さんは二本松で生産している雑穀などの自社の製品はじめ、地元のココロとカラダに優しい野菜や食品の販売している自然食品です。
震災後、消費者の方々に安心していただけるものを届けようと、1製品につき放射線測定を3回丁寧に行い、情報公開をして、お客様との安心を築いてきました。たなつものやさんの運営する系列の飲食店でもこだわりを貫き、「地元で作られたカラダに良いものを地元で消費する」コンセプトで、ラーメン屋さん、定食屋、熟成肉の食堂などを運営しています。
ランチは、自然食品店から徒歩10分ほどのパセナカにある系列の「たなつものや食堂」でランチプレートをいただきました。地元産のオーガニックの野菜や自慢の熟成肉などをいただきながら、避難者通し交流を図りました。初めて参加される方も、数回目の参加の方もあっという間に打ち解け、なかなか会話が途切れません。デザートまでいただき、マイクロバスで土湯温泉に向かいました。
土湯温泉では、今話題の若旦那たちが私たちを出迎えてくれて、コミュニティホールで、土湯の町おこしに関してお話を伺いました。震災後、観光客の減った土湯温泉をなんとか盛り上げようと集まった旅館の後継者たち。いつのまには、土湯の「若旦那」として脚光を浴びることになったこと。少子高齢化は進んでおり、地元の土湯小学校の生徒数も減り、現在は町全体で移住対策にも力を入れていることなど伺いました。2019年4月に観光協会、お土産店、宿泊施設の合体した「湯楽座」がオープンするそうで、どんどん進化する土湯温泉が楽しみになりました。
お話の後は、皆で温泉街をぶらぶら歩きました。全員がこけし作りをしたいということで、こけしやさんに。顔の下書きの練習から始まり、顔、胴体の絵付けまで行い、思い思いのこけしが出来上がりました。四色の色で一つ一つ全く違ったこけし。子供さんから大人まで皆で楽しみながら作ったこけしは、記念の品になりました。こけし作りは大好評で、「こけし作りツアー」の要望が出るほど。
最後に、橋のたもとの足湯、そして、2018年4月にオープンした公衆浴場「中の湯」へ。温泉は源泉。アクセスがよく気軽に入れるところが良かったです。
ふるさとでは、町おこしが進み、新しい名所もでき、新たなふるさとを感じることができました。同時に、変わらないものや変わらないところもあり、懐かしさを感じることができました。そして、このように、集い、交流しあえる仲間たちがいることも嬉しく思っています。
これからも、「ふるさととつながろうツアー」を通じて、ふるさととの絆を持ちながら、同郷人の輪が広がっていくことを願っています。皆様、また福島でお会いましょう。