8月10日、ふるさととつながろうツアーで、裏磐梯の桧原湖の松原キャンプ場に行き、自然体験活動をしました。当日は朝から雨が降りしきっていました。郡山駅に集合した時には、曇りになり、天気が何とか持ちそうなのではないかと期待しながら出発。バスの中でのいつもの自己紹介の時には、各自楽しみしていることを発表。多くが桧原湖でのカヌーや湖水浴を楽しみにしているとのことでした。
磐越道を通り、磐梯山を見ながら、森林を通り抜け、桧原湖に到着! 桧原湖岸で待っているとキャンプ場のスタッフがボートで迎えに来てくれました。桧原湖を軽快なスピードで風を切りながら目的地のキャンプ場へ。ボートで行くキャンプ場。ミステリアスな感じ。この演出が参加者のテンションを上げて皆幸せモードに。数分後、キャンプ場に到着。そこで地元のネーチャーガイドの土屋さんに対面しました。土屋さんは地元出身で農業を営み、東京から移住された奥さん共に森のようちえんを運営されています。ネーチャーガイドもお手の物。地元の良さを多くの方々に知ってもらおうと発信しています。
まずは、広場に集まり、1日のスケジュールに関しての説明。のちに雨になるとの予想から、まずはカヌーに乗ることになり、皆ライフジャケットに着替え準備完了。2人1組になり前には子どもたち、後ろには大人が乗りスタンバイ。まずはカヌーの乗り方の説明を聞き、湖岸で練習。練習時間が終わると本番。お遊びだと思ったら大間違い。1時間のツアーだと知り、無事に帰ってこれるのか不安がよぎりながらもカヌーツアーへ出発!
次第に慣れてくると桧原湖の景色を見る余裕も出てきました。ペア同士互いに声をかけながら、仲間たちを互いに励ましあいながら、たまに流れに流され思わぬ方向へ行くことも。でも、ちゃんとリカバリーして皆連なって、湖の真ん中へ。土屋さんがそこで私たちをストップ。流れないように、互いのパドルを握りながら、湖に浮かぶ私たち。そこで、私たちは磐梯山を見ながら、桧原湖の歴史について伺いました。
磐梯山は1888年、峰の一つが噴火により崩壊して消滅しました。そして、岩屑雪崩が流れ下り3つの集落が埋没そうです。そして、土石流に川がせき止められ、桧原湖、小野川湖、秋元湖等300余りの小沼群が生まれたそうです。水没してしまった桧原村ですが、被害にあった村人の子孫たちがこの地を風光明媚な観光地へと発展させてこられたという
ことでした。裏磐梯において災害を乗り越え人々の力で復興発展したきた様を聞き、勇気付けられました。
話が終わり、感動を覚えながら岸に戻るためにと方向転換。行きは流れに乗って楽に帰られると聞き、優に構えて漕いでいましたが、なかなかたどり着けないチームも。皆で心配そうに見ながら、心でエールを送り、最後は土屋さんのサポートを得て皆で合流。雨が降る前に午前中のカヌー体験を終えました。
ランチは、ポークカレー。やっぱりカレーには豚肉が福島流。土屋さんの畑で採れた新鮮なとれたてのキュウリも頂きながらおかわりする人が続出。ごはんもカレーもキュウリも全て平らげました。ランチの後は、雨の中でも湖水浴。ターザンロープでダイビング。滑り台から湖にザブーン。そして魚を探しにシュノーケリング。次第に雨が強くなり、たき火で暖をとりながら交流。雨が止むと、釣りをする子どもたちも。湖岸でのひと時を楽しみました。
あっという間に時間が過ぎ、お別れの時間がやってきました。土屋さんに別れを告げ、ボートでキャンプ場を離れました。そこから近くの温泉に向かい、源泉掛け流しの湯を楽しみました。温泉からは間近に桧原湖が見え、涼しい風を感じながらのんびりと最後の時間を過ごしました。バスで郡山駅に向かうまで、参加者同士の交流タイムは終わることなく、最後はいつものように惜しむように別れました。
今回のツアーの中で、多くの方がカヌー体験や自然体験ができたことが心に残ったとのことでした。福島県の一番の魅了である豊かな自然。自然の中にいると私たちの生活に起こる嫌なことでも些細なことに思え、心がおおらかになることを感じます。この雄大な自然、そして風光明媚な景色の陰に、噴火や村の消滅、そしてそこからの再生と復興があり、自然を守りつ続けている地元の方々がおられからこそ私たちがこの自然を楽しめるこということを知りました。
コロナ渦の開催で、多くの関係者の方々のご協力があり、実施できたことを心から感謝いたします。者同士の交流タイムは終わることなく、最後はいつものように惜しむように別れました。
今回のツアーの中で、多くの方がカヌー体験や自然体験ができたことが心に残ったとのことでした。福島県の一番の魅了である豊かな自然。自然の中にいると私たちの生活に起こる嫌なことでも些細なことに思え、心がおおらかになることを感じます。この雄大な自然、そして風光明媚な景色の陰に、噴火や村の消滅、そしてそこからの再生と復興があり、自然を守りつ続けている地元の方々がおられからこそ私たちがこの自然を楽しめるこということを知りました。
コロナ渦の開催で、多くの関係者の方々のご協力があり、実施できたことを心から感謝いたします。