2016年12月から2017年1月 ふるさととつながろうツアー実施
年末年始を使用して福島に新幹線で無料で帰省していただこうと「ふるさととつながろうツアーを実施しました。交流会は12月29日に郡山で1月4日に福島市で開催いたしました。今回のテーマは、福島県で現地の方々の311以降の生活サポート行っているグループを訪れて活動内容をお聞きすることでした。
郡山市では3Aネットワークさんを訪ねました。震災後発足してから、放射能測定・交流会・健康相談会・弁護士相談会の実施・毎週県外の野菜販売・リフレッシュキャンプの情報提供など、震災後の生活に不安に思う保護者に寄り添い活動を続けて来られました。以前に比べて、参加人数や測定件数も減っているものの、西日本産の野菜の販売は行ったおり、買い求める方が週に1度集まる貴重な場になっているそうです。岩手出身の代表の野口さん。「県外出身者だから、地元のママたちが言えないことも言えるのかも」と。同じ母親だからわかるママの気持ち。きっと3Aネットワークさんの活動で不安を解消できたり、食材選びに助かっている方もいるはずです。
福島市の交流会は以前ニュースレターでもお伝えした「30年プロジェクトさん」を訪れました。現在の活動についてやこれまで行ってきたプロジェクトについての説明があり、その後は、質疑応答タイムでした。福島市で安心して住めるのかが関心の中心。線量にしても土壌汚染にしてもそれぞれの基準があり、放射線量が「これほどまで下がった」なのか、「これ位しか下がってない」のか、結局は自分で判断するのは、自分。それぞれが判断できるように、材料を提供し、思いを共有できるようにと、専門家との勉強会や地元の人たちの交流会を開催しているとのこと。リフレッシュキャンプや自宅の周りの線量測定なども行い、地域の方との繋がりを大切にしているのがわかりました。隣には、サーフ&スノーボードショップ、カフェ、ボルダリングやスケートボードなどができる室内施設もあり、子供達が熱心に練習をしていました。
両団体とも、震災後の福島で、地域の方々が、震災後の生活を安心していけるように、情報提供、交流の場作り、相談などを行い、地元に寄り添いながら活動しているのがわかりました。
ふるさととつながろうツアーを2月・3月と実施いたします。ぜひ多くのふるさと人と出会い、ふるさととつながっていきましょう!
2017年1月 餅つき夕食会&うたごえ実施
1月17日みんなのカフェで恒例の餅つきをしました。雪の降る寒い日でしたが、避難者の方と地元サポーターの方々20名あまり集まりました。
前日から水につけていた無農薬のもち米を蒸し上げて臼と杵でつきました。出来立てのつきたて餅を丸めて、納豆、大根おろし、きな粉を絡め、雑煮、あんころ餅にしていただきました。
当日は、参加者の多くが手伝ってくれて、進行もスムーズでした。子供たちから大人まで餅つきに挑戦。みんなでついた餅は本当に美味しかったです。6升のお餅の半分は、のし餅にして参加者にプレゼント。お家でも楽しんでいただきました。
余興として、うたごえライブを開催。お正月の歌から、リクエスト曲までみんなで歌いました。参加親子の楽器演奏もあり。親子ディオの心の込もった演奏に聴き入っていました。
また来年も新年を餅つきをして迎えたいです。ご参加ありがとうございました。