8月1日 避難者交流ツアーに和歌山県南紀白浜に出かけました。幼児さんから大人の方まで、楽しみにしていた白浜ツアー。お天気が心配されましたが、前日に梅雨が上がり、当日は天気に恵まれ、バスの中ではワクワクムード。仲間たちとの久しぶりの再会。笑顔あふれるスタートでした。8時に京都をスタートして、和歌山には予定通り、10時過ぎに到着し、まずは、千畳敷の海岸にそそり立つ断崖「三段壁」を見学しました。風光明媚な展望台から眺めを楽しみ、その後、熊野水軍の船隠しの洞窟だったとされる三段壁洞窟も見学しました。地底36メートルの洞窟内は涼しく暑さから一休み。地層に波状のあとが記された天井岩盤や潮吹き岩などを見学して、パワースポット「牟褸大弁財天」に参拝し、源平合戦において活躍した熊野水軍についても知識を深めることができました。バスはフィッシャーマンズワーフへ。そこで海の幸のランチを美味しくいただきました。
食後に白浜の臨海浦に向かいました。そこで海底観光船(グラスボート)にに乗車して海の上にぽっかり浮かぶ円月島へ。グラスボートとは、底がグラスになっていて海の中を覗くことができる船のこと。2人1組で向かい合いながら船底を覗きました。大小たくさんの魚が泳いでいるのを間近に見ることができました。「わー魚!!」「泳いでる。泳いでる!」と歓声があがりました。沖に出ると白浜のシンボルの円月島が目の前に。島の中央の海蝕洞がよく見えそのダイナミックな様を観察することができました。
とうとうお待ちかねの白浜での海水浴。皆で重い荷物を手分けして運び、岩場近くにテントを立て、まずは地元和歌山の赤と黄色のスイカをいただきました。それから、海に足を浸し、風景を眺め、リラックスしたり、海水浴をしたり、シュノーケリングをして魚を見たり、網で魚を追いかけたり、足湯巡りをしたり、、それぞれが思い思いの気持ちのいい時間を過ごしました。 楽しい時間はあっという間に過ぎて、バスに戻り、最後に、万葉の昔から唯一残っている歴史ある湯壺で太平洋が間近に迫る露店風呂「崎の湯」に立ち寄りました。波のしぶきを感じることもできる露天風呂。開放感に皆の気持ちもほぐれて最高の時間を過ごすことができました。
毎年夏に訪れていた京丹後の日本海の浜辺。今年は、太平洋に面する和歌山県を訪れました。太平洋を見たことがなかったり、もしくは馴染みのない子どもたちに太平洋はどのように映ったのでしょうか。太平洋を目の前にした大人の参加者の方々。ふるさとの海が頭によぎったのではないでしょうか。ふるさとから離れていても、海はつながっていて、この海がふるさとの海にもつながっていると思うと心が和みます。子どもたちの成長を一緒に見守りながら、ふるさとを共にする仲間たちと一緒に時間をすごせることが嬉しく思います。同じ風景を見て感動したり、美味しいものをいただいたり、互いの近況を語り合ったり、そんな時間がそれぞれの生きづらさを解消してくれるのではないでしょうか。また皆様にお会い出来るのを楽しみにしています。ご参加いただきありがとうございました。