食育コラム〜豆はすばらしい健康食〜
日本では昔からお正月には『黒豆〈まめに働く、まめに暮らす〉』を、節分の『豆まき〈魔(ま)を滅(め)する〉』などの文化と密接に関わりがあります。味噌、醤油、納豆、豆腐など、伝統的な大豆食品をたくさんとるように心がけて、マメで元気に長生きしましょう。
豆はすばらしい健脳食
「頭」がよくなり、心も体も「喜」ぶ。味覚、感性、知性が「豊」か。休まず「登」校、「登」社できる。この4文字全てに共通するのが「豆」の字。豆は頭が良くなるレシチンをはじめとする良質なたんぱく質、骨や歯に良いカルシウムなどが多く含まれています。また、豆の字には「口」がついていますね。お米と同様、粒食である煮豆や煎り豆を食べると、噛む回数がぐんと増えます。口の周辺やあごの筋肉をよく動かすことは、脳の血液循環を活性化させ、認知症予防にも効果的です。
大豆の栄養はたんぱく質以外にもこんなに!!
①ビタミンB群が疲労回復のサポート!
身体や肌の疲れ対策に◎
②レシチンが若々しい脳をキープ!
血行改善や老化対策、認知症予防に。
③イソフラボンでしなやかに女性らしく
更年期障害や骨粗しょう症予防に。
④食物繊維で腸内環境をすこやかに
腸内環境を整える
~保温の水筒で出来る、乾燥大豆の戻し方~
メリット:少量をづつ作れる、火を使わない、放っておける(笑)
①保温の水筒を用意し、乾燥の大豆を軽く洗います。
②洗った大豆を容量の1/3まで入れ、熱湯を蓋ギリギリまで入れ蓋をします。
③約半日そのまま置いてください。出来上がり。
※夜セットしておけば翌朝食べれます。水筒に入れたお湯は捨てずに、お味噌汁やスープにご活用下さい。
レシピのご紹介
~雑魚豆~
①戻した大豆(蒸し大豆)片栗粉をまぶし、揚げ焼きします。
②熱したフライパンにお雑魚を乾煎りし、①を加えます。
③調味料(醤油1:みりん(砂糖)2)を混ぜ合わせ、②に絡めて出来上がり。
※常備菜、おつまみ、お弁当のおかずにもオススメです。
布施 元子 先生 プロフィール 京都市北区在中。
調理師・食育指導士・食育トレーナー・健康管理士・ 睡眠推進員
10歳男児の母。東日本大震災を体験し『食育』の伝承【食べることは、生きること】を通 して丈夫な身体作りの活動中。