簡単にできる「セルフケア」コラム〜肩の力を抜く体操〜
今日は、三宮華子さん著のおうちでタッチケア『ぐるーみん』の中から「肩の力を抜く体操」を紹介します。
本の紹介
著者の三宮さんは自閉症の二人の息子さんのお母さん。自分の不調のために受けに行った
整体の講習会で、驚くほど簡単な方法で自分の身体がゆるむのを体感。家で息子さんに施術したら、息子さんにも驚きの変化があって、さらにビックリ!!
その後いろいろな技術も学んで、ご自分で工夫を重ね、障害があってさわられるのが苦手な子でも無理なくできるケア「ぐるーみん」を考案しました。
「ぐるーみん」が誕生するまでのお話はとても感動的です。自閉症や発達障害のある方の特徴を理解した工夫や、なぜ「ぐるーみん」で身体がゆるむのか筋肉の特性や骨の向きを考慮していることなど理論的な解説もわかりやすくされています。実際のケア方法も写真やかわいいイラストでとてもわかりやすいです。
障害をもつご家族がいるいないにかかわらずぜひ読んでいただきたい一冊です。障害がある子にやさしいケアは高齢者や日々ストレスで緊張している全ての人にやさしいケアです。
肩の力を抜く体操
①左手で右の鎖骨を端から端まで、往復しながら4~5回なでる
②左手を右の鎖骨に当てたまま右肩をギューッと持ち上げて、脱力して落とす。2回行う
③左手を鎖骨に当てたまま、右腕をだらんと下ろし、右手のひらを前に向けて前後に4~5回ゆらす。
(ボーリングのボールを転がすイメージで。特に後ろに引くほうを意識!)
④1~3をもう1回繰り返す。
※両腕を下ろして、効果を確認!右肩の力が抜けて、 左腕より右腕が長くなった気がしませんか?
④手を替えて1~4の体操を行う
スキマ時間にこまめにやってみてね
現代は、ストレスにさらされることが多く、緊張が抜けなくてリラックスできない人が多いといわれています。「肩の力を抜く体操」、こまめにやってるうちに、「あ、今、私、緊張して肩が上がってる」と気付けるようになります。その都度ケアをすれば、身体がどんどん楽になっていきます。ぜひ、続けてみてください。
ちなみに、三宮さんが初めて講習を受けに行った講座が「さとう式リンパケア」の講座でした。ほんとうに驚くほどやさしいふれ方でゆるむのです。
お友達に障害をもつお子さんのご家族がおられたら、この本をぜひ紹介してあげてください。
さとう式リンパケア公認インストラクター
リンパケアサロン楽楽
柚岡ゆかり 先生
各種講習会、施術を通して、身体と心がほっこり楽になるお手伝いをしています。