新コラム「コトバのチカラ」の寄稿者インタビュー
7月からコラムを担当していただけるラジオのパーソナリティーをされているサリーさんのインタビューをさせていただきましたのでご紹介します。
西山「今日は本当ありがとうございます。サリーさんは、ラジオの番組をされているとお聴きしましたがどのような番組なんでしょうか」
サリー「毎週土曜日の朝9時半から10時40分まで「円山サリーのコトバのチカラでGood Morning」という番組をしています。ずっと朗読家としてやってきて、言葉の力ってすごいなって実感として持っているんでなんとなく、さりげなく、言葉の力って大事だということを発信できたらいいなって思って放送しています。」
西山「来月からのみんなの手のニュースレターに記事はどのような内容になりますか」
サリー「月一回のコラムに、ラジオで喋っているようなことや自分が発信して印象に残ったことをまとめて書いてみます。その中で私が感じたことや、Twitterなどでダイレクトに返ってくる感想をこういうふうに受け取って、こういう風に感じてくれているんだということを文章で書けたらなと思っています」
西山「すごく素敵。期待大ですね。」
サリー「言葉というのはみなさんが思っている以上にパワーがあるのでそれをコラムで伝えられたらいいなと思っています。皆さんは無意識で使っていますが言葉というのは思っているよりもパワーがあるんです。ただ、じゃあポジティブな言葉を使おうということではなくて、ネガティブもポジティブもあるわけだから大事なことはネガティブがダメなのではなくて、言葉はパワーがあるから元気を与えることもできますし、反面傷つけることもできてしまいます。どんなことでも両面がありますよね。力があるとなると使い方によってはその両面に働くわけです。だからどっちがいいとか悪いとかではなくて、一人一人が使っている言葉は他人にも、自分自身にもものすごく影響を与えているんだよ、ということを伝えたいですね」
西山「わかりました。話を戻しますが、サリーさんが担当しているラジオ局はどこですか?」
サリー「地域のコミュニティラジオです。ただものすごく発信力がありまして、全国数多ラジオ局の中でもTwitterトレンド入りするような放送局です」
西山「そこで1年間番組を担当されていて、自分の中で1番印象に残っていることや1年間を振り返ってやっててよかったことはありますか?」
サリー「コロナ禍でみなさん大変だと仰りますがその中でテレビ離れが起きていまして。どの曲をつけてもコロナのニュースばかりやっていて嫌になっているようなんです。毎日毎日家にいて気が塞ぎますよね。それで、自分の気持ちをあげるためにYouTubeを見たり、音楽を聴いたりとかテレビ以外を利用する中でラジオにいったんです。流し聞きできることがラジオのメリットで、画面もない。そうすると何が起きるかというと想像力が生じるんです。耳だけ、声だけで言葉が入るんです。他のこと をやりながら聞くと全てが入るわけではないですが、ふとした時にその人に必要なことが入ったり残ったりするんです。それでいいんですよ。そんな中でラジオが見直されていて、そういった背景があってラジオを聞く人が増えたんです。今はアプリで気軽に聴けるでしょう。そうなると何が起こるか。全国の方が私の番組を聞くんです。昨日もTwitterで九州の方から感想が来ましたし、関東の方からもきました。普通ならありえないんです。」
西山「それは素敵ですね。サリーさんはいろんな方とつながっていらっしゃいますが、それはラジオのおかげなんですか?」
サリー「ラジオを通じてばかりではないですけど、ゲストとしてお呼びした方と関わることによってまたいろんな人と繋がっていくということはあります。今は繋がりがすごく大事ですよね。それに誰と繋がるかということも大事だと思います。選ぶということではないでしょうが、ある意味では選ぶことにもなるのかな……コロナ禍になって人と会えなくなりましたよね。会えなくなった分、誰もが繋がりというものをより意識するようになったんです。今まで当たり前にできていたことができなくなった からこそ、繋がりというものがいかに大切なのかをみんな感じていますよね。ラジオというのもパーソナリティの私と、リスナーさんと、顔は見えなくても繋がりで作っている時間ですし、豊かな時間です。やっぱり人と人の繋がりというのはすごいですね。今までそれに気づかなかったし気づいててもなかなか実感できなかった。それはいつでも手に届くところにあったからだと思います。」
西山「なるほど。ラジオのことや言葉の大切さのことも学べて嬉しいです。来月からよろしくお願いします」
円山サリー
ラジオパーソナリティー・朗読家/司会・ Voiceレッスンコーチ FMおとくに862 「円山サリーのコトバのチカラで Good Morning」担当。