新コラム「も~ぉ い~ぃ かぁ~ぃ?」の寄稿者からご挨拶
浜通りからこんにちは、鎌倉生まれの48歳、鈴木亮と申します。三国志最強の軍師、諸葛孔明の字(あざな)と同じ名です。鎌倉はかつての日本の首都ですね。好きなものはスズメです。僕を知る人は、スズメを見ると僕を思い出す、というくらい好きです。お話しする機会が幸運にも訪れたおりは、そのあたりをぜひ語らい合えましたらと思います。2012年に東京から福島市へ復興支援の仕事で移り住み、2017年に浜通りに引っ越し、2015年に結婚したカミさんとようやく二地域居住を終えて一緒に暮らせたのが2019年9月。6カ月になる娘を連れての移住決断には、膨大なエネルギーが必要でした。そのあたりは次回におくとし て。かの第一原発と第二原発に挟まれた町・富岡町より、少しでも読者のみなさんにお役に立てる小ネタを交えまして、とりとめのないお手紙をつづらせていただきたいと思います。以上、簡単ですが自己紹介でした。
何にせよ、自己紹介は大切だと思います。1998年、26歳の頃からひたすらNPO(非営利組織)やNGO(非政府組織)と呼ばれる分野で生きてきましたが、毎月15人から多い月で100人くらいの人と知り合います。単に名刺交換をするのではなく、一日イベントや数か月続くキャンペーンのボランティア同士として、苦楽を共にします。そのすべてが、「初めまして」の自己紹介からスタートしますし、スタートした瞬間から多くの場合はお別れして二度と一生会わなくなる人も大勢いるわけです。もしかしたら生涯の友となったかもしれない人とも、漫然とした自己紹介、のんべんだらりとした会話では、お互いの魂の在り方や出逢いたい友人というものについて語り合うまで至りません。「私はこういう人間です」「あなたはどういう方ですか?」他人と言葉を交わすという事は、大なり小なりそういうメッセージが込められていて欲しいと思っています。それが例え、見知らぬ子供であれ、仮設住宅でひと時お茶をしたご老人であれ、長く避難を続けているカミさんの友達であれ。皆さんはいかがでしょうか?ぜひ教えてください。
福島県の浜通りといえば、とにかく「東京電力福島第一原発の廃炉が~」「トリチウム処理水の~」「中間貯蔵のなんちゃら~」「帰還困難区域の白地地区では~」といったフレーズでのニュースでおなか一杯な地域になっています。この手紙では一味違ったニュースをお届けしたいと思っています。オンラインでどこからでも参加できるイベントやサービスから、現地を訪れる際に役立つ拠点や人について。恰好良く言えば「社会資源」ってヤツです。上手に使ったモノ勝ちです。住んでいる人、通っている人にも役立つといいなと思います。手始めに、というにはちょっとタフなお題ですが、今回ご紹介したいのはこちらの4つです。素敵な出会い、あたらしいつながりのきっかけになりましたら幸いです。
3.11の教訓を一緒に考えてみませんか?

大熊未来塾
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大熊町の木村紀夫さんによる不定期開催のオンラインイベントです。
伝言館(サイトなし)
楢葉町のお寺「宝鏡寺」の早川篤雄和尚が建てられた伝承施設です。
ふたば地域サポートセンター ふたすけ
所長 鈴木 亮
1972年 鎌倉市生まれ 福島県双葉郡富岡町在住