「あによべ体操」で舌位を上げよう!免疫力もアップ!
舌位について考えたことはありますか?
あなたの舌の位置はどこにあるでしょう?正しい位置にありますか?正しい位置とは、口を閉じたとき、舌先は前歯から離れて舌背が上顎にふんわりと軽く触れた状態です。
舌も筋肉なので、あまり動かせてなかったりうまく使えていないと、硬くなって動きが悪くなって、重力に負けてだらんと下がってしまいます。
歯医者さんによると、最近は舌位の下がっているお子さんが多くなっているそうです。母乳をしっかり吸えていないせいかもしれません。(母乳を吸うには強い舌の力が必要です)
舌位が下がるとどうなる?
顎の成長にも影響を及ぼすので、歯並びが悪くなったり受け口になったり、口がポカンと開いたままになったりします。口呼吸になると、ウィルスや細菌が直接体内に侵入しやすくなって、風邪をひきやすくなったりアレルギーを起こしやすくなったりします。
口内が乾燥して唾液の分泌も少なくなるので、虫歯や口臭、歯周病などの原因にもなります。また、口を開けると喉が狭くなるので呼吸がしにくくなり、いびきをかいたり、睡眠時無呼吸につながることにもなります。
ものが飲み込みにくくなって嚥下障害になりやすくなります。
あによべ体操」で舌位を上げよう
「あによべ体操」は、舌を正しい位置に導き、全身の健康にもつながる、簡単なのにとても効果の高い体操です。「あ~、に~、よ~、べ~」と大きな口を開けて声を出して言うだけです。
「あ~」大きく口を開ける。
「に~」できるだけ頬を上げて、上下の歯はつかないように。
「よ~」左右の口角がくっつくくらい口をすぼめる。
「べ~」下顎を少し前に突き出して、舌は思い切り下に向けて。
1日100回を目安に朝の洗面のとき、食事の前後、トイレに座ったとき、入浴時、寝る前などに分けて自由にやってみてください。あによべ体操する前と後に舌の位置が変わっているか確認してください。
舌位が上がれば、いいこといっぱい!
・歯並びが良くなる。
・口呼吸が改善されて鼻呼吸になる
・免疫力が高まって、風邪をひきにくくなりアレルギー改善。
・唾液が出やすくなり、消化が良くなり、内臓機能が高まる
・口臭改善・飲み込みやすくなり、むせなくなる 嚥下機能改善
・呼吸が楽になり副交感神経優位になり、精神が安定する
・姿勢が良くなり、肩こり腰痛改善 しっかり立てる
・体液循環が良くなり、身体が軽くなる
・脳機能、身体機能アップ
・小顔になる 顎のラインすっきり
小さいお子さんからお年寄りまで毎日の習慣にできるといいですね。
さとう式リンパケア公認インストラクター
リンパケアサロン楽楽
柚岡ゆかり 先生
各種講習会、施術を通して、身体と心が ほっこり楽になるお手伝いをしています。